フィルム使いのボヤき

ふと思いついた。時代を遡ろうと 〜フィルム写真を愛する高校生

フィルムレビュー① Venus 800 期限切れ

今回使ってみたフィルムは、富士フイルムの高感度フィルム「Venus 800」です。

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普段、ISO 50とか100のフィルムばかり使っている自分には今まで縁のないフィルムでしたが、手持ちのフィルムを整理していたところ、銀塩写真にハマり始めの頃(5年程前)もらったビーナス800が3本、転がり出てきました。5年前すでに期限切迫で安売されていたものなので、期限が切れて5年程たっているということになります。常温保存でしたが、しっかり写るのか?試しに使ってみることにしました。

しなの鉄道に乗りながらニコンFにVenus 800を装填。

 

記念すべき我が高感度フィルム1枚目。

夜間に手持ち撮影なんて初めて。適当に乗ってきた電車を撮影。

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さすがに少しブレたのはいいとして、ものすごい粒子感。ここまでザラつくと慣れてない自分は気持ち悪いぐらい。期限内のVenusはもうちょいマシなのかな?これも味と捉えることにした。もう少し明るい時間帯なら粒子感は程よくなるであろう。

 

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暗闇へと続く無駄に長いホームを撮影。ザラつきもまたいい味を出してる。

 

朝の通勤電車も撮影。今回は電車の写真を撮っていくことに決定。

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う〜ん…微妙。

 

こっちは少しうまく撮れたかな?

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少し露出オーバー気味にすることで粒子感が抑えられました。

 

新潟駅近辺の貨物線も撮影。

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残念ながら、しばらく待ちましたが列車は来ませんでした。後で調べたところ、昼頃は1本も列車がなかった(笑) 

 

別の日、海沿いの電車も撮影。

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夕陽に照らされ輝く電車がいい感じ。今回のベストショットかも。…ん、さっきから右上に毛が写り込んでる(泣)

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日没後でもこんなに明るい写真が撮れるのもISO800という高感度だからこそ。

 

今回の撮影では個人的に大きな収穫を得ることができたと思います。

一つは、期限切れでもカラーネガは普通に写るということ。

家にある20年物のフィルムでも撮ってみようかな(笑)

 

普段は鉄道写真などはデジカメで撮ってバリバリLightroomとかで現像しているのですが、フィルムで撮ることによって1枚1枚しっかり考えて撮るようになり勉強になりました。(1枚あたりの単価も相当なもの故)

ただ、フィルムカメラに使えるレンズを単焦点しか持っていないので、ズームレンズを買わない限り基本的に鉄道写真はデジタルで撮ると思う。

 

でも、普段フィルム写真は明るい時間帯にスナップや空などを撮るのがメイン。ISO感度800のこのフィルムはなかなか使う機会がなさそうです。

他にフジのNatura1600なんていうフィルム(現在は販売終了)も2本もらっていたのですが、ますます使う機会がなさそうです。

 

総括:Venus800は忠実な色再現で好印象。ただ、適正露光だと少し粒が粗い。少しオーバー気味に撮影するとなお良し。そして、期限切れフィルムも普通に使える。少なくともカラーネガは